あまりにひどすぎる弁護士過誤について?

交通事故無料相談会をしていると、ポンスケ弁護士の対応に首をかしげることが、多々あります。
これは、ローカルに限らず、どこの相談会でも経験する光景です。
しかし、今回はあまりにひどすぎるので、皆様に紹介して注意を喚起しておきます。
交通事故は、昨年の7月に発生しています。
信号待ち停止中の追突事故ですから、よくあるパターンです。

加害車両は車検切れ、無保険でしたが、被害者は車両保険・人身傷害保険・弁護士費用特約等フルパッケージの任意保険に加入しており、備えは万全です。

無保険

車の損害は、やむなく加入の車両保険に請求、人身部分は、人身傷害保険の対応で負担されました。
6カ月を経過、症状固定となり、事前認定で2人の被害者に14級9号が認定されました。
この時点で弁護士費用保険を適用、保険屋さんから紹介された弁護士に解決を委ねたのです。

持参された書類の中に、人身傷害保険の協定書の写しがありました。
つまり、このポンスケ弁護士は、14級9号の損害賠償を加害者に請求するのではなく、依頼人が加入している人身傷害保険に精算を求めたのです。
協定書には、ショボイ任意保険の基準で積算された金額が記載されています。

「で、なにを相談に来られたのですか?」

「依頼していた弁護士は、最初に人身傷害保険から損害を回収し、次は、加害者と加害者の勤務先を訴えると説明していたのですが、その気配もなく、電話をしても出てくれません。
そこで、弁護士を替え、加害者に対する損害賠償の訴訟をお願いしたいと考えて、相談に来ました?」

「訴訟は可能ですが、判決が出ても、支払が実行される保証はありません?
これまでにも、加害者が無保険は、無数に経験してきました。
損害賠償訴訟で判決を獲得しても、加害者が負担したことは、この2年間、1例もありません。
すべては、加入の保険屋さんに対して無保険車傷害保険金の請求を行い、回収しているのです。
したがって、本件の損害賠償請求訴訟の目的は、あなたが加入の保険屋さんから地方裁判所支払基準で損害を回収するところにあるのです。

本来なら、保険屋さんから支払われる水門はすでに協定が成立して閉じられています。
ここで、加害者を相手取って訴訟を提起しても、水の流れない水門をこじ開けるだけのことです。
その費用は、弁護士費用特約から負担されるのかも知れませんが、結果として、依頼人に支払が実行されない懸念が存在する以上、そんな訴訟はお引き受けできないというのが、通常の弁護士の倫理観ですから、当方が訴訟の提起に着手することはありません。」

マッチポンプ?

「では、私はどうしたらいいのでしょうか?」

「当初から依頼されている弁護士に、今後の対策を相談すべきでしょう。
電話に出ないのであれば、あなたが出向くことになります。
それでも知らん顔を続けるのであれば、弁護士会に懲戒請求を申し立ててください。
本来であれば、獲得できた損害賠償金は、同乗者との合計で500万円以上です。
弁護士が無保険車傷害保険の請求方法を誤った結果、宙に浮いた賠償金については、弁護士会を通じて、依頼の弁護士に支払を求められては如何でしょうか?」

こんなポンスケ弁護士の過誤が、現実に発生しているのです。
正しい方向性を示すことはできたのですが、決定的に手遅れで実利の達成はありません。
盛り上がりのない、なんとも後味の悪い相談会となりました。