ちょっと脱線 弁護士費用特約のトラウマについて考える?

弁護士費用特約に加入しているか、いないかで、不思議なトラウマが発生しています。
そして、このトラウマは、まず、被害者に、次いで、ボランティア参加の弁護士に、最後に、交渉することのないNPOの私にも伝染、そこら中に蔓延しているのです。

「弁護士費用特約に加入していないのだから、弁護士に依頼できない?」
これが、トラウマの正体です。
そこで、発想を大胆に変革することにしました。

(1)弁護士費用特約の普及率は、全契約の30%に過ぎない?
つまり、70%の被害者は、この特約に加入していないのです。
だったら、端から、ないものとして考えればいいのです。

(2)専業主婦でムチウチの相談?
神経症状に乏しく、後遺障害の獲得は困難です。
総治療期間180日・受傷後3ヵ月間の通院実日数40日
受傷から4カ月目で、無料相談会の一コマです。

被害者である専業主婦32歳は、保険屋さんの執拗な打ち切り交渉で疲れ果てています。

保険屋さんの執拗な打ち切り?

症状があって、日常に支障を感じているのなら、通院を続けましょう。
保険屋さんとの交渉は、弁護士が引き受けます。
弁護士が受任すれば、保険屋さんから奥様に電話が入ることはありません。
静かな環境で、療養に専念することができます。
今、受傷から4カ月です。
あと、2カ月の治療を続けて、受傷から6カ月を目処に治療を終わることにしましょう。

損害額比較表

保険屋さんから提示される慰謝料は、ゴマカシがなければ64万3000円、
家事従事者の休業損害は、5700円×40日=22万8000円、
通院交通費を除いて87万1000円と予想されます。

弁護士は、地方裁判所支払基準で、奥様の損害を請求します。
東京地裁ベースなら、慰謝料は89万円、休業損害は、9750円×40日=39万円ですから、損害額の概算は、通院交通費を除いて128万円となります。

さて、必要な弁護士費用は、21万円+獲得額の10.5%ですから、34万4400円です。
これでも、保険屋さんとの相対交渉よりは、+6万4600円の有利となっています。

しかし、本件では、後遺障害の獲得が困難です。
そこで、10万円をディスカウントし、10万5000円+獲得額の10.5%で請求することにします。
これなら、費用は23万9000円で、しかも、解決時の精算です。
保険屋さんとの相対交渉に比較して、+17万円の増額となります。

ストレスに悩まされながら交渉を続け、87万1000円で示談とするのか?
一切を弁護士に任せ、ストレスから開放され、104万1000円で解決とするのか?
あなた自身で決断してください。

せっかく、無料相談会に参加してくれたクライアントです。
できれば、全件を受任して被害者救済に進みたいものです。
弁護士費用特約がなければ、これまでは諦めて捨てていた案件です。
10万円をディスカウントして、受任すれば、弁護士費用特約のトラウマから脱却できます。

全件受任に向けて、大きな成果を上げているところです。