もう1つのビジネスモデル 東京高裁管内を攻略する?

本年の2月、京都から比叡山を越えた滋賀県大津市の仰木の里に引っ越しをしたのですが、驚いたのは、パチンコ店と弁護士事務所の新聞折り込み広告です。
京都では、どちらも経験していませんが、パチンコ店はともかくとして、ここ大津では、1ヵ月に2回、複数の東京の法律事務所がクレサラの出張相談会を開催しており、1ヵ月前と10日前の2回、その折り込み広告が入るのです。クレサラの整理は、とっくに終盤ですが、いい思いをした昔が忘れられず、今でも、底引き網漁法で掻き集めているものと思われます。

折り込み広告

もう1つは、最近、大都市で開業されている木訥で地味な弁護士とお話をする機会を得ました。
この先生は、周辺の地方都市を重視され、週末の土日を利用して定期的に巡回法律相談を展開しておられ、会場や新聞折り込み広告で、1回の開催で50万円程度の費用がかかるのですが、2年を経過した現在は、十分に費用が回収できているとのことです。

これらの2つを考慮した結果、ホームページと新聞折り込み広告を駆使して、地方都市で巡回交通事故無料相談会を行うことを考えました。
対象とするエリアは、東京高裁管内です。
ターゲットは、新潟、長野、松本、甲府、水戸、筑西、高崎、宇都宮、千葉、埼玉、横浜、小田原、厚木、沼津、静岡、浜松となります。
理由は、交通事故紛争処理センターの東京本部で示談の斡旋が受けられることです。

交通事故紛争処理センターは、財団法人、民間のADR機関で、高等裁判所のある東京に本部、札幌、仙台、名古屋、大阪、高松、広島、福岡に支部、計8ヵ所が設置されています。

この中にあって、赤本でスピーディな斡旋をしているのは、東京本部に限られています。
他の支部では、名古屋がベージュ、大阪が緑、その他は青本基準でダラダラ審議をしています。
斡旋案に至っては、東京本部がダントツ、その他は明らかにショボイのです。

それを理由として、東京本部に斡旋を集中していたのですが、昨年、突然に、高等裁判所管内を斡旋のエリアとすることが決定されました。
つまり、沖縄、熊本、和歌山、帯広の案件を東京本部に持ち込むことができなくなったのです。
仲良くしている弁護士からは、「お前のせいでやりにくくなった?」 お叱りを受けました。
しかし、いずれこうなることは、織り込み済みでした。
その他の地域は、連携の弁護士の奮闘努力を期待しているところです。

しかし、エリアが決められたということは、東京だけでなく、新潟、長野、松本、甲府、水戸、筑西、高崎、宇都宮、千葉、埼玉、横浜、小田原、厚木、沼津、静岡、浜松を捨て置くことはできません。
新潟、長野、松本、甲府、沼津、静岡、浜松となると、被害者も東京高裁管内とは理解していません。

「あなた達は、東京高裁管内ですから、赤本基準で解決することができますよ!」 
「ショボイ保険屋さんの基準で示談とするなど、御法度ですよ!」
「後遺障害案件は、ムチウチでも、弁護士に依頼するのですよ!」
以前にも増して大きな声で呼びかける必要を強く感じています。

このエリアに、連携する複数の弁護士にお願いして、数多くの弁護士による交通事故サービスセンターを立ち上げます。その上で、早ければ2月から、弁護士による巡回交通事故無料相談会を開催し、積極的な被害者の救済活動を展開していきます。
法律事務所で待ちの姿勢を続けるのではなく、外に飛び出して攻撃に打って出るのです。
俺も乗せろ!お考えの弁護士は、声を上げてください。