Q 後遺障害の申請時に、物損の写真は必要か?

追突事故、0:100の被害者です。
MRIにて頚椎と腰椎に軽度のヘルニア有りと診断されました。
後遺障害の申請にあたり、診断書の他に車の破損状況についても審査の対象となりますか?
私の車は軽自動車で、バンパーの取替えと塗装で10万円の修理費用でした。

車の損傷状況

相手の保険屋さんから、事前認定で後遺障害の審査を受けるときは、車の損傷状況も判断材料になると考えています。
等級の審査は、Nliro調査事務所で行われますが、任意一括の担当者に対しては、物損状況写真や見積もり等を申請の時点で添付することを求められています。
必ずではありませんが、添付していないと問い合わせを受けることもあります。
被害者請求の手続きであっても、同様の問い合わせがなされることがあります。

上記は、保険屋さんで人身事故の担当者をしているロケットさんの回答です。
保険屋さんですから、間違いのない回答と考えています。

Nliro調査事務所は、ムチウチでは、軽微な物損事故を後遺障害の認定対象から外しています。
当然に、物損についての情報も判断の材料としています。

今一度、ムチウチの14級9級の認定基準を思い出してください。
「外傷性頚部症候群等に起因する症状が、神経学的検査所見や画像所見などから証明することはできないが、受傷時の状態や治療の経過などから連続性、一貫性が認められ、説明可能な症状であり、単なる故意の誇張ではないと医学的に推定されるもの。」

つまり、画像所見がなく、神経学的所見が一致していなくても、
治療経過から連続性、一貫性が認められ、
説明可能な症状であり、
単なる故意の誇張ではないと医学的に推定されれば、14級9号が認定されているのです。
後遺障害等級で、これほど甘い認定基準は、14級9号以外ではあり得ないのです。

軽微な物損? 
保険屋さんと、言った、言わないの喧嘩をした?
加害者を脅した?
休業損害のテンプラ?
ロレックス等の不法請求?

これらは、被害者請求でも、全件が、故意の誇張と判断され、非該当です。
甘いということは、どうとでもできると理解しておかなければなりません。

○弁護士目線

ムチウチの14級9号は、赤本基準でも、専業主婦で320万円、一般的な男性会社員でも350万円であり、コストパフォーマンスは低いのですが、避けて通ることはできません。
なぜなら、相談件数が圧倒的に多いからです。

そして、年間、3万5223人の被害者に14級9号が認定されていると推計されており、どうせ取り組むのであれば、多件数をゲットする方向性を打ち出さなければなりません。
1カ月に20件であれば、400~600万円の売り上げが達成できるからです。

受傷後早期に弁護士受任とし、ルールを守って通院を継続させれば、ほぼ100%が14級9号です。
もちろん、弁護士として、被害者の人間的観察が重要です。
弁護士がなんと頑張っても、モラルリスク事案では、全件が非該当となるからです。