4尾骨、尾椎  Coccygeal vertebrae  1~4

さて、脊椎骨の最終章、尾骨です。
尾骨は脊柱の最下部にある尖った骨のことで、人間では、退化した3~5つの尾椎が融合した骨、尻尾の退化したものです。
尾骨の上部の仙骨は生まれたときに、5つの仙椎に分離していますが、成人に達すると、癒合して逆三角形の大きな仙骨となります。

仙骨の役割は、人間の背骨を支える土台となっており、人体の中央に位置しています。
そして、仙骨は骨盤後側のど真ん中にあり、人間が歩くときの中心として機能しています。
最後に尾骨は、座るときの姿勢を支えたり、立って動くときの姿勢を正したり、運動を安定させる役割を持っています。仙骨と尾骨は、背骨を正しく保ち、姿勢や運動の要になるところです。

仙骨

 

尾骨、尾椎

交通事故では、自転車、バイクの転倒で尻餅をついた状況で発生しています。
尾骨骨折では、激痛で立ち上がることができず、それでも無理して立ち上がると、今度は座る、しゃがむことができなくなり、救急搬送では厄介な傷病名です。
ギプス固定は不可能な部位であり、安静加療とすれば1週間~10日で改善を示します。
女性では、尾骨の変形により、正常産道を確保できなくなり、出産は帝王切開に限るとした後遺障害が予想されます。
私は、この症例で、11級10号を複数獲得しています。
整形外科ではなく、婦人科における診察と立証が必要となります。