3保険の仕組み 特約

次に特約、私が加入しているものについて解説します。

自動担保とされているもの

(1)無保険車傷害特約

無保険車

無保険車傷害保険は、1976-1、対人保険に自動担保とする形で創設されました。
被保険者が他人を死傷させたときは、対人賠償保険で対応されるのに比較して、被保険者自身が被害者となったときの補償が十分でないことに着目、「つまり、任意保険に加入しているお客さんがエライ目にあって、加入していない人が救済されるのはあまりに不公平ではないか!」
極めて常識的な考え方です。
なかでも無保険自動車となれば、ほぼ100%が賠償資力に乏しく、悲惨な結果を迎えているところから、この損害を一定の条件下でカバーしようとしたものです。 

①加害者が任意保険に加入していないこと、
②加害者が任意保険に加入しているものの、対人保険金で損害をカバーできないとき、
③加害者が任意保険に加入しているものの、年齢条件・家族限定等で支払われないとき、
④ひき逃げで加害者が不明なとき、
⑤本件交通事故により、被害者に後遺障害等級が認定されたこと、
⑥被害者は任意保険に加入していること、
上記要件を満たせば、無保険車傷害保険の適用は可能です。

この保険が適用されるのは、
①記名被保険者=自動車保険証券に記載されている人、
②記名被保険者の配偶者、
③記名被保険者、配偶者の同居の親族、
④記名被保険者、配偶者の別居の未婚の子供、
⑤上記以外で、被保険自動車の正規の乗車装置、当該装置のある室内に搭乗中の者となります。

無保険自動車との交通事故であれば、歩行中であっても適用されます。

歩行中<

スーパーに買い物に出掛けた奥さんが徒歩で横断歩道を横断中?
碁会所から歩いて帰る途中のお爺さんが?
東京の大学に進学している長男が自転車で通学中に? 

他人の自動車を運転中に無保険事故が発生したときは、他人の車の無保険車傷害保険と自分の車の無保険車傷害保険に請求ができます。

無保険車傷害保険の保険金は、対人賠償保険金と同額です。
対人賠償保険が無制限の場合は、2億円、保険屋さんによっては、無制限もあります。

レベルの低いセレモニー

「お気の毒ですが、お支払いできません?」 すべての保険屋さんの口癖です。
でも、適用はできるのです。
最初の断りは、儀式、レベルの低いセレモニーと理解しておくことです。

(2)無保険車傷害保険 勝利の方程式

加害者を損害賠償請求訴訟で訴え、確定判決で無保険車傷害保険の保険金請求とします。
保険屋さんと話し合って、ショボイ支払基準と非常識な払い渋りで示談としてはなりません。

ショボイ支払基準と非常識な払い渋り

人身傷害保険に加入の被害者は、人身傷害で保険対応が開始されます。
治療費、休業損害等、どんどん請求します。
後遺障害は、弁護士が委任請求で、等級を確定させます。
「加害者が許せないので訴訟で決着をつける!」 

加害者が許せないので訴訟で決着をつける!

加害者を相手取って損害賠償請求訴訟を立ち上げるのです。
弁護士費用特約があれば、適用されます。
確定判決で、加入の保険屋さんに、無保険車傷害保険の保険金請求を行います。

無保険車傷害保険の時効は、死亡したとき、後遺障害等級が確定したときから2年です。
しかし、最初に確認したときは、お断りの回答ですから、時効とは言いにくいのです。

最初に確認したときは、お断りの回答ですから、時効とは言いにくいのです。

無保険車傷害保険は、交通事故相談会ではキレ味の鋭い回答になります。
グリップ力を高めるには、これを完全マスターとしなければなりません。