(2)自損事故特約

自損事故保険は対人賠償保険に自動的に付帯されていますが、人身傷害保険に加入のときは、人身傷害保険が自損事故を吸収しています。
エッセンスだけを説明しておきます。

自動車を運転中、誤って電柱に激突し、運転者が負傷した?
自動車を運転中、崖から転落して死亡した?
居眠り運転でセンターラインをオーバー、相手自動車と正面衝突し、運転者が重傷となった?
自動車の車外で誘導中の運転助手が誤って自動車に轢かれた?
上記は、自動車の運行に起因する急激、偶然の外来事故であっても、自賠責保険の支払の対象にはなりません。 

自動車を運転中、崖から転落

自賠責保険や対人賠償保険が支払われない交通事故で被害者が死傷したときに限定して、自賠責保険を補完する目的で自損事故危険担保特約が適用されます。
支払保険金は、自賠責保険金の50%で設計、正に無いよりはマシ? 実にショボイ保険です。

正に無いよりはマシ? 実にショボイ保険です。

無免許・酒酔い・麻薬運転、闘争、自殺、犯罪行為、運転者の故意は、バッサリ免責です。
暴走族の箱乗り、地震、噴火、これを原因とする津波は先に引き続き、問答無用で免責です。

しかし、台風、洪水、高潮に限っては、自損事故と搭乗者傷害の請求は可能です。

医療保険金

医療保険金と表示されていますが、治療費が負担されるのではありません。
自損事故保険に頼るときは、治療費は、健康保険、労災保険、公務員災害保険の適用として、負担する治療費を節約しなければなりません。

後遺障害等級別保険金支払額

後遺障害が神経系統の障害+精神の障害、もしくは胸腹部臓器の障害で常時介護の必要性な1級1・2号が認定されたときは、2000万円、同一状況で随時介護が必要な2級1・2号が認定されたときは、1500万円の支払がなされます。

介護費用保険金 死亡保険金

人身傷害保険未加入の自損事故特約請求であれば、基本的に弁護士の出番はありません。
ショボイ案件ですが、グリップ力を考えれば、弁護士は、淀みなく説明できる器量が必要となります。