保険の約款 ちょっとしたテクニック?

こんな美味しい話、フンコロガシの保険屋さんは知らん顔です。

こんな美味しい話、フンコロガシの保険屋さんは知らん顔です。
むしろ、露見することを怖れています。
保険屋さんのお先棒を担ぐ弁護士だって知りません。
交通事故110番だけがお教えすることができるのです。

 

ポイント1 裁判では、搭乗者傷害保険の支払額は、慰謝料から相殺される?

同乗中の交通事故受傷に限られていますが、搭乗者傷害保険は慰謝料の前取りと理解され、相殺されるとの判例が確定しています。

友人の自動車に同乗中の自損事故で、5級2号が認定されたと仮定します。
部位・症状別払いで搭乗者傷害保険金1000万円であれば、

どこ怪我してなんぼ?

入通院給付金は、95万円、
後遺障害保険金は590万円、
合計は685万円となります。
これが慰謝料から相殺されれば、「えっ、なに、弁護士過誤ではないの?」
こんな議論となりかねません。

知っていれば、判決確定後に搭乗者傷害保険に請求、損害賠償金とは別に、正々堂々と685万円を受け取ることができるからです。

労災保険でも、まったく同じ扱いがなされています。
上記と同じく、労災保険の適用を受けているときは、障害年金、障害一時金は、訴訟では、損益相殺の対象となります。

37歳男性で年収540万円のとき、7級の後遺障害等級が7級であれば、障害年金は193万8000円となり、毎年2・4・6・8・10・12月の6回に分けてそれぞれの前2カ月分が 支給されます。
障害年金であっても、判決確定日に支給が確定しているものについては、損益相殺されています。

障害特別支給金の159万円、
ボーナス特別支給金、
(受傷前1年間に支給されたボーナス額÷365日)×131日分
この2つは、労災保険独自の支給制度であり、損益相殺の対象とはなりません。
こんなことも、弁護士として、当然、知っておかなければならない情報です。

ポイント2 過失事案では、事前認定で等級を認定させなければならない?

自賠責保険からの支払いは、損害賠償金の一部となります。
ところが、人身傷害保険からの支払いなら、保険金の支払いであり、損害賠償金ではありません。

判例により、保険屋さんが裁判で取り返すことができる人身傷害保険の既払い額=求償額は、
(支払った人身傷害保険金-地裁基準による過失相殺額) の範囲と決められています。

なにもかも、人身傷害保険からできるだけ多くを回収しておく、これを忘れてはなりません。