保険屋さんの屁理屈?

訴訟判決で総損害額が1億円となり、過失の10%が控除されて9000万円が支払われました。
被害者は、人身傷害保険1億円に加入しています。
差し引かれた過失相殺分1000万円を、人身傷害保険に請求すると、

(1)弊社で積算した損害額は5000万円、5000万円×10%=500万円です。
したがって、弊社よりの支払は500万円となります。

保険屋さんのセレモニー?

(2)弊社で約款に基づき積算した損害額は5000万円です。
5000万円の10%は、500万円ですが、裁判で認められた損害額は9000万円、つまり、弊社が認定した総損害額を大きく上回っています。

保険屋さんの屁理屈?

したがって、弊社の人身傷害保険からお支払いするものはありません。

ある被害者ですが、東京トヨペットで新車のクラウンを購入した際、任意保険にも加入しました。
東京トヨペットは乗り合い代理店であり、ほとんどの損保会社の自動車保険を扱っています。
そして、東京トヨペットが選択した保険屋さんはあいおい損保の自動車保険でした。

その後10:90の交通事故で受傷、裁判で過失相殺された金額をあいおい損保に請求しました。
あいおい損保のコイタ屁理屈が(2)で、一銭も支払いませんとの回答でした。

東京トヨペットは、あいおい損保以外にもメガ損保の代理店をしています。
メガ損保の3社に、「こんな場合、御社ならどうするか?」 アンケートで確認を求めたのです。
メガ損保も、自分に降りかかる火の粉ではありませんので、気楽なものです。
「裁判結果を尊重して、支払いに応じます。」 よう言ってくれた! の回答です。

次なる手は、東京トヨペットを保険業法違反で訴えることでした。
つまり、あいおい損害を選択したことにより、顧客に損害を与えたとの理屈です。

でも、これは空振りに終わりました。
あいおい損保の古くからの顧問弁護士は、受けて立つ方向性でしたが、トヨタの顧問弁護士が、それにストップをかけたのです。
「こんなことで、トヨタの不買運動が起こったら、あんた達に責任がとれるのか?」 激怒したのです。
千代田火災時代から長く顧問弁護士を続けてきたのですが、これで、引きずり下ろされました。

白旗を揚げ、過失相殺分については、全面的に支払いに応じたのですが、私には、欲求不満が残る結果となりました。

これらの屁理屈は、絶対説と呼ばれていますが、現在では、通用しません。
少なくとも、求償が絡めば、人身傷害保険は償いの保険、テレサテンが確立したのです。

テレサテン愛の償い?

♪愛を償えば~重荷になるから
この町を離れ~暮らしてみるわ~♪
この歌の2番ですが、あいおい損保にとっては重荷になったのかもしれません。

おあとが、よろしいようで ♪