整骨院・鍼灸院は治療ではなく、医療類似行為、施術と呼ぶのです?

日本では、医師による治療を医療行為、柔道整復師の施術は医療類似行為と区別されています。
さらに、交通事故では、西洋医学、診断権を有する医師の医療行為が中心とされています。

鍼灸院

西洋医学が優秀で整骨院・鍼灸院が見劣りすると議論しているのではありません。
交通事故では、西洋医学、つまり医師の医療行為を前提としていると申し上げているのです
弁護士は、この区別を依頼人に正しく理解させなければなりません。

いかなる治療、施術を希望するかは、依頼人の自由選択です。
この自由は保障されており、保険屋さんも施術費用を負担しているのですが、一定期間、治療を継続、治り切らない後遺障害の審査を受けて損害賠償に決着をつけるとなると、

①施術は治療実績としては、評価されていない!
②診断権のない医療類似行為ですから、診断することが許されていない!
③具体的には、診断書、後遺障害診断書の発行が許されていない!

つまり、後遺障害の認定が困難となり、結果として、正しい損害賠償が受けられないリスクが依頼人自身に降りかかって来ることを覚悟しておかなければなりません。
整骨院・接骨院の柔道整復師、鍼灸師、マッサージ師はいずれも国家資格を有しています。
であっても、医療類似行為であり、治療としては評価されていません。

気功

カイロプラクティック、気功、イオン療法、酵素療法等となると、いずれも無資格の民間療法です。
当然のことながら、医療類似行為としても認められていません。

ブードゥ呪術や信仰も、分かりきったことですが、治療の範疇ではありません。

ブードゥ呪術や信仰

参考までに、日本整形外科学会のHPによると、
整形外科では、整形外科医が骨・関節・筋腱・手足の神経・脊椎脊髄の治療を行います。
診察による理学所見とXPやMRI等の検査をもとに診断し、症状や病態にあわせて投薬、注射、手術、リハビリテーション等で治療します。
整骨院は、柔道整復師が捻挫や打撲に冷罨法、温罨法、マッサージや物理療法の施術を行います。

柔道整復師は医師ではなく、あん摩・マッサージ、はり・灸師と同じ医業類似行為の資格です。
外傷による捻挫や打撲に対する施術と骨折・脱臼の応急処置が業務範囲で、変形性関節症や五十肩のような慢性疾患は取り扱えません。
整骨院に健康保険を使って外傷以外の疾患で通うことは違法です。

整骨院・鍼灸院などは、屁の突っ張りにもなりません。
絶対に通院させてはなりません。