神戸地裁判決の検証、大勝ち判決なのか?
 小5の自転車、女性はね、意識不明
神戸地裁、親に9500万円の賠償命令!

神戸地裁判決7/5の朝日新聞朝刊

7/5の朝日新聞朝刊によれば、2008年9月22日の夕刻、加害者は小学校5年生男子で、マウンテンバイクを運転、時速20~30kmで走行中、知人の散歩に付き添っていた67歳の女性に衝突しました。
被害者女性は、頭蓋骨骨折等の傷病名で、現在も遷延意識障害が続いています。
神戸地裁は、被害者の過失を否定しており、0:100の事故です。

上記の情報から、この損害賠償額、9500万円が妥当なものかを検証します。

治療期間: 2008年9月22日から51カ月の入院
休業損害:平成23年賃金センサス女性・学歴計・年齢別65~69歳により、274万0500円、
就労可能年数:8年 ライプニッツ係数6.4632
平均余命:21.90、四捨五入で22年に切り上げ、ライプニッツ係数13.1630
2013年、土日・休日の日数:122日

赤本ベースで予想される損害賠償額

私が、この新聞記事を見た瞬間の印象は、67歳で9500万円は少ない? でした。
最低限の条件設定で再計算をすると、1億1299万3598円となりました。
+1799万3598円となります。

介護を担当する家族ですが、健常人であっても、年齢が70歳を超えると、常識的には、職業介護人に頼らねばならなくなることや、67歳の被害者が、事故前は、バリバリ働いていて賃金センサス以上の収入があり、平均余命年数の2分1まで喪失期間が認定されるとなれば、最終損害額はまだまだ増えることになります。

情報が少なく、判決が勝訴なのか論評できませんが、専門家の端くれとしては、疑問を持っています