神戸地裁判決の検証 2、本来の戦い方?

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神戸地裁、親に9500万円の賠償命令!

さて、私が連携している弁護士は、受任してから訴状を提出するまでの準備期間が3カ月間です。

①治療先のカルテ分析と翻訳、
②CT・MRIの画像分析と放射線科の専門医による読影所見、
③高次脳機能障害の程度と問題点について専門医の診断書
④損害積算の根拠、

中身が大事!

すでに、Nliro調査事務所は等級を認定しているのですが、裁判における保険屋さんの反証を先回りして、3カ月を要して、すべての立証を完成させるのです。
介護料について、土・日・休日は家族による介護、それ以外は職業介護人による介護の2本立てとしたのも、この弁護士のヒラメキです。
すべての項目について、綿密に、緻密に立証していくのです。
すでに、100件を超える大勝訴判決を獲得しており、現在も、第一線で活躍中です。

JAなんかは、第1回目で、反論することなく丸呑み、全件で白旗を掲げているとのことです。
JAにしては、実に、賢明な選択と驚いています。

一方で、ある大手法人では、最初から裁判を放棄、全件が保険屋さんとの話し合い解決1本です。

最初から裁判を放棄

時間が掛かることをその理由としていますが、私に言わせれば、経験則に乏しく、立証に長けた弁護士が存在していないことが、放棄の中心的な理由です。
分かりやすく言えば、弁護士の全員がポンスケなのです。
放棄を続けていれば、進化は遂げられません。
債務が0になれば、早晩、これらの法律事務所は市場から淘汰され、退場を余儀なくされます。

次に、大多数に見受けられるのは、訴訟は提起するも、保険屋さん側の立証に、証拠を持って反論することができず、立ち往生してしまい、結局は、裁判所の和解勧告に応じて解決するパターンです。

マッチポンプ

この手のポンスケをマッチポンプと呼んで軽蔑しています。

このケースの弁護士の仕事は、裁判所で立証することではなく、依頼人の説得に終始することです。
最初は、1億5000万円位のアドバルーンを上げるのですが、途中で風呂敷をたたみ、結果、8500万円程度で決着をはかるには、必死のパッチで説得交渉をしなければなりません。
弁護士としてはポンスケですが、心理カウンセラーとしては、超1流です。

本件の被害者と家族は、この判決に人生のすべてがかかっているのです。
それでも被害者救済か? 猛省が必要です。

したたかな保険屋さんに対峙していくには、最初に紹介した高度な専門性を有する法律事務所が、日本全国に20カ所以上の拡がりで必要となります。