(5)注意障害、遂行機能

注意障害と遂行能力障害の兆候は重なる部分が多く、多くの場合、併発します。
障害ではなく、そもそも飽きっぽい人、要領が悪い人がおります。
元々の能力、性格かもしれません。
やはり事故前後の比較が必要で、家族の観察を聞かねば判断できません。

注意障害

☐仕事を始めてもすぐ、ボーっとしてしまう。 集中力がもたない?
☐お皿を洗っている途中で、テレビを観始めてしまう?
☐窓の掃除をすると、ずっと同じところを拭いている?

注意障害とは集中力が極端に低下します。
したがって脈絡のない行動にでる、会話もまとまりがなく、話が飛びがちです。
同時にいくつかの作業を進めることができなくなります。
また逆に1つのことに固執してしまうこともあります。
これでは、仕事や勉強も長続きしません。

遂行機能

☐旅行の計画、段取りが立てられない?
☐買い物の段取りが悪く、売り場を行ったり来たりして何倍も時間がかかる?
☐家族に促されないと病院に行かない、薬を飲まない?

事を計画すること、効率よく処理すること、最後までやり遂げることができません。
注意障害に同じく、同時に2つの作業を進めることができません。
児童で典型的な例を経験しています。
「コップを取ってきて!」 1つの作業を頼めば問題ないのですが、「コップに牛乳を注いで、もう1つはジュースを注いで持ってきて!」 と頼むと、何もできずに固まってしまいます。
このように作業が重なると脳の処理が追いつかなくなるのです。

また「自発性の低下」 と言って自ら行動する意欲が失われます。
お腹が空いているのに、家族が配膳しなければ食事をしないでずっと待ち続けます。