2保険の仕組み 補償保険

さて、補償保険には、人身傷害保険、搭乗者傷害保険、変形バージョンでは車両保険があります。
対物・対人保険は、相手に支払うものですが、補償保険は、自分と車に支払われるものなのです。

(1)人身傷害保険では、

①運転者、同乗者が契約をしている自動車に乗車中に負傷したとき、実際に被った金銭的損害を補償します。

②契約者および同居の親族が歩行中、自転車走行中に他の自動車との交通事故で負傷したとき、実損を補償します。

親族が歩行中

③契約者および同居の親族が自転車および他の乗り物、(電車、バス、主として公共交通機関) に乗車中に負傷したときは、実際に被った金銭的損害を補償します。

同居の親族が自転車および他の乗り物

(2)搭乗者傷害保険では、

①運転者、同乗者が契約している自動車に乗っているときに負傷をしたとき、部位・症状別に規定された保険金が支払われます。(例、ムチウチで5日以上の通院であれば5万円が支払われます。)

余談ですが、必ずしも交通事故に限ったことではありません。
窓から蜂が入ってきて刺された? これも支払いの対象です。

どこ怪我してなんぼ?

駐車中の車の中で、幼児のおむつ交換をしているときに幼児が動いて座席から転落、負傷した?
駐車中の車の中で、幼児のミルクを作っていて、魔法瓶のお湯がこぼれ火傷した?

幼児が動いて座席から転落魔法瓶のお湯がこぼれ火傷した?

これは運行に起因した事故ではなく、搭乗者傷害保険の支払いはなされません。
しかし、人身傷害保険であれば支払われますから、シッカリ請求してください。

②後遺障害を残したときも、等級に応じて規定の保険金が支払われます。
③死亡に至ったときは、死亡保険金として契約保険金が支払われます。

(3)車両保険では、

自分の車が事故で壊れた、いたずら傷をつけられた、水没した、崖下に転落した、これらに対応して修理費用が払われます。

車両保険

修理費用が車の現在価値および車両保険金を超えるときは全損となり契約保険金が支払われます。
事故後早期の被害者対応では、物損、評価損や全損諸費用、代車料、車両保険金、搭乗者傷害保険金の請求、過失割合の分析も法律事務所でリード、手掛けなければなりません。
相談被害者に対するグリップ力を高めるには、これらの知識が絶対に必要となります。
「後遺障害等級が決まってから来てください?」 どんな被害者も、こんな対応では逃げ出します。