はじめに
債務は終息に向かっています。
多くの法律事務所が、次の業務として交通事故に着目しています。
今や、インターネットでは、交通事故の専門家を標榜する弁護士、行政書士のHPが溢れていますが、大多数は物損を中心とした年間20件程度の自称専門家で、ノウハウを確立していません。

この傾向は、2014年一杯は続くと予想していますが、同時に、淘汰も、すでに始まっています。
今、体制を整備しつつ、学習を続け、経験則を上げないと、自称専門家で淘汰の対象となります。

一方で、月1回の相談会に放射線科の医師が参加、被害者の画像をチェックして、より具体的に後遺障害に踏み込んでいる法律事務所も登場しています。
さらに、ローカル・マーケットでは、競合すると食い合いになります。
例えば、大分県における人身事故発生件数は年間で6331件ですが、この80%、5065件は保険屋さんによる解決となっており、現状における弁護士マーケットは1266件に過ぎません。
この10%、120件を集客して一番旗を揚げないと、弱小は一まとめで淘汰の対象となります。

そこで、今回の交通事故実務講座では、
1、法律事務所として、どこから手をつけるのか?
2、質問に対するハンドリングとグリップ力を高め、他の法律事務所と差別化を図る!
3、画像読影、放射線科医の講義
以上の3つを命題として実務的な研修を行います。

2013年6月10日

宮尾 一郎

「法律家のための交通事故実務講座」 運営主体は、エキスパート株式会社です。

東京会場

2013年8月17・18日、TKP東京駅前カンファレンスセンターにて開催
  1. 日時:2013年8月17・18日 午前10:00~午後17:00
  2. 場所:東京都中央区八重洲1-5-20石塚八重洲ビル5F

申込書はこちらから

大阪会場

2013年8月24・25日、阪急グランドビルにて開催
  1. 日時:2013年8月24・25日 午前10:00~午後17:00
  2. 場所:阪急グランドビル 26階 8・10会議室

申込書はこちらから

第3回法律家のための交通事故実務講座 カリキュラム

1、どこから手をつけるか?

1974年3月、示談交渉つき保険が発売され、現状で、40年目に突入しています。
全国の主要都市に示談解決の拠点、サービスセンターのネットワークが形成され、現在、人身事故発生件数の80%が保険屋さんによる、保険屋さんに都合の良い解決となっています。

この保険屋さんと対峙しつつ、交通事故業務の拡大を図るには、「等級が決まってから、来てください?」 これではお話になりません。
それぞれの法律事務所が、専門的な知識を有する事務職員を要請し、受傷直後から円満解決までをサポートするサービスセンターでなければならないのです。

そうは言っても、一朝一夕でサービスセンターは完成しません。
そこで、以下の4つのステージを用意、ステップアップで進化していくことを提案します。

(1)第1段階

手持ち案件の後遺障害獲得について、具体的なポイントを相談することからスタートする。

(2)第2段階

高次脳機能障害等、立証と後遺障害等級の獲得をチーム110、指定行政書士に依頼する。
チーム110は、後遺障害等級を獲得し、弁護士事務所に案件を戻します。

(3)第3段階

交通事故案件受任に向けて体制を整備する。
①相談室のスペース
事務所内に、6名前後が打ち合わせできる相談スペースを確保する。
②成員
弁護士2名、事務職員2名で交通事故チームを編成する。
③集客戦略の立案と事務所内研修
被害者ファイルの完成と電話相談の対応
HP、FAX、新聞折り込み広告による集客、被害者案件の管理、後遺障害研修、ムチウチと鎖骨の骨折、深部腱反射検査、角度計を使用した計測、その他の傷病名は、OJTで知識を習得する。

(4)第4段階

「弁護士と交通事故110番 合同無料交通事故相談会」 の開催
1カ月に1回の合同無料相談会を開催、
1回の相談会で、20名以上の被害者を集める、
平均的な受任件数は10~12件を想定、

受任件数が50件を超えた段階で、事務所内に医療コーディネーターを養成、チーム110が同行して治療先での対応方法を教えます。
後遺障害に対する知識の向上は、事務所内研修で行います。
1年間で120件以上の交通事故案件を獲得した段階で、合同相談会は終了、あとは、弁護士事務所独自の企画で被害者救済を展開していく、

2、質問に対する対応力、ハンドリングとグリップ力、

現在、私の主たる活動は、弁護士・交通事故110番、合同交通事故無料相談会です。
1カ月間に150名以上の被害者と面談を繰り返しています。
札幌に出向いても沖縄であっても、被害者から寄せられる質問に大きな差はありません。
言ってみれば、同じ質問が全国の至る所で繰り返されているのです。
メールや電話、相談会における質問に、どのように明確な回答で被害者をグリップするのか?
被害者も弁護士の対応力を注視しており、ここがキモとなります。
他の法律事務所と同じ、ユルフン回答では、被害者からの委任はありません。
そこで、被害者からの質問と理想的な回答方法を体系的に学習します。

(1)物損
新車賠償、代車料、格落ち、全損諸費用

(2)過失割合
過失割合に納得できない?
被害者の多くは、過失割合は、話し合いで決まると思っている?
過失割合のカラクリとは?
過失割合の根拠は、刑事記録にある、

(3)治療と治療費
治療に専念して早期社会復帰を遂げるのは、被害者の責任?
入院を伴う重傷、過失事案と健保・労災?
健保・労災の適用、手続き、自賠先行とは?
ムチウチの通院で健保・労災?
労災保険、間違いだらけの知識?
公務災害の現状?
整骨院・鍼灸院、治療、施術なの?
ヤブの悲劇?
症状別、何科で治療を受けるのか?

(4)休業損害と賞与減額
休業損害は実績払い?
主婦か給与所得者か?
休業損害とテンプラ?
確定申告と賃金センサス、蓋然性とは?
パートか、家事従事者か?
特別給付金って、制度上の恩典?
社保の傷病手当金って請求できるの?
間接損害は賠償の対象?

(5)通院交通費
定期があっても、通院交通費を請求できるの?
常識としてのタクシー代?

(6)慰謝料
慰謝料、交渉すれば増えると思っている?
自賠責保険基準の総括?
保険屋さんの基準、裁判所基準?

(7)後遺障害と異議申立
被害者請求、それとも事前認定?
一括社意見書の存在を知っているか?
機能障害、動かなければ、必ず8級が認定されるのか?
Nliro調査事務所をバカにする? Nliro調査事務所は、戦うべき相手である?
戦争では、武器が必要、竹槍で、戦争に勝てるのか?
再び、外傷性頚部症候群、中心性頚髄損傷、脊髄損傷?
鎖骨の骨折

(8)解決
保険屋さんの基準と裁判所基準の違い?

(9)任意保険、約款に精通する?
無保険者傷害保険と人身傷害保険?
JA、全労済って任意保険?
搭乗中のみの人身傷害補償保険?
保険の約款に関する基礎的な知識
無保険車傷害保険と訴訟告知、
人身傷害保険、
他者運転特約、
人身傷害保険と対人賠償責任保険、
人身傷害保険搭乗中のみ担保、
対人・対物保険における被害者の直接請求権、
弁護士費用特約と自動車事故弁護士費用特約?

3、画像読影、放射線科医の講義

主治医が克明に記載した画像所見であっても、Nliro調査事務所は、簡単に否定しています。
一体、どちらが正しいのか?
いつも、悩むところです。
放射線科の読影専門医とジョイントすることにより、これらの問題解決に踏み込んでいます。
弁護士による後遺障害の委任請求では、読影所見を添付し、等級認定の精度を高めています。

ムチウチと頚髄中心性損傷
読影所見による訴訟サポートシステム