茨城県つくば市、竜巻による甚大な被害が、テレビで放映されています。
一戸建ての家屋が基礎部分から吹き飛ばされ、中学生の男子が亡くなる悲惨な竜巻被害です。

事故現場の局アナが、「なにか保険に加入しているの?」 実に場違いな質問をしていました。
この手の質問をする非常識さ!メディアにいつも感じる不快感です。

それはともかくとして、火災保険に加入していれば、竜巻の被害は補償の対象となります。
最も単純な火災保険であっても、火災、破裂、爆発、落雷、風災の5つを基本補償としており、風災には台風、竜巻が含まれているのです。

現在の住宅総合保険、住宅火災保険では、火災、落雷、破裂・爆発、風災、ひょう災、雷災、水災が、保険金支払の対象となっています。
地震・爆発・津波・水災・
余談ですが、竜巻による自動車の被害は、3.11の津波では、地震を原因とする津波を理由として車両保険は適用されていません。
地震・噴火・津波車両損害特約をつけていれば別ですが、この特約は殆どの人が未加入でした。

風災とは、台風・旋風・暴風・暴風雨等、強い風による災害で建物や家財が被害を受けたときが支払対象です。ここに記載の旋風とは、竜巻のことです。

ひょう災とは、ひょうが振り、屋根が壊れたり、ガラスが割れたりする被害を受けたときが支払い対象です。

雪災とは、豪雪、雪崩で屋根が落ちたとか、建物が壊れたりしたときが支払い対象となります。

水災とは、集中豪雨、台風による洪水、高潮、土砂崩れが支払の対象ですが、風災に比較すると信じられない位、ショボイ支払で現実の損害には対応していないのです。

風災では、(損害額×保険金額)÷(時価×80%)の計算式で保険金が支払われています。
その他として、仮住まいの費用等臨時保険金として、500万円を限度に、保険金額の30%、残存物片付け費用としては、保険金の10%を限度に実費の支払がなされています。
水災は補償が十分ではありません。水没したら損害は甚大です。
ところが水災となると、水没したときは、保険金の70%、床上浸水では保険金の10%、床下浸水では保険金の5%、臨時費用や片付け費用は、一切負担されません。
風災と水災は、明確に線引きされています。

契約によっては、保険金を請求できる損害額に下限がある?
住宅総合保険・住宅火災保険では、保険金が支払われるのは損害額が20万円以上となったときに限定されています。
つまり、損害額が21万円なら支払われるのですが、19万円であれば、全く支払われないのです。
これが、火災保険の独特の分かりにくさですが、2009年の台風18号で懲りたのか、大手3社の火災保険では、「風災・ひょう災・雪災」 だけでなく、原則としてすべての補償について自己負担額を設定して、受けた災害の種類や程度によって保険金が変わらないような仕組みを導入しています。
再度、約款をチェックしておくべきです。